2022年3月発刊
『ぬか床づくり
〜200年続く伝統の味と発酵の技〜』

2022.05.25

〜「まんぷくベジ」がオススメする本〜

野菜を美味しく食べたい人へ、シェフや料理研究家、農業などに関わる専門家と出版社が丹精込めて作った新刊書籍をご紹介するシリーズです。

素敵な一冊が、私たちに幸せな食を導いてくれますように……。

著/文 下田 敏子  

発行 家の光協会

発売日 2022年3月16日

定価 1,200円+税

 

▪️出版社より

福岡市で40年以上続くぬか床料理の専門店「千束」の店主に、ぬか床の作り方から手入れ、トラブルの解決法まで詳しく教わります。
「千束」は昔ながらの製法で伝統のぬか漬けを作り続け、今では海外からもその味を求めてお客さんが来るほどの人気店です。
本書では野菜別の漬け方のほか、ぬか床の魅力や健康効果についても分かりやすく紹介。
カビや色の変化、保管法など、よくある悩みにも的確に答えます。
誰でもぬか床名人に!

 

下田 敏子  (シモダ トシコ)  (著/文)

1949年福岡県生まれ。「ぬか床 千束」店主。1977年にぬか床料理の食事処「千束」を開店。30年前からぬか床の通信販売をスタート。「ぬか床 110番」として、顧客のぬか床診断や電話相談などに応じるほか、各地でぬか床の講習会を行うなど、伝統的ぬか床を世に広めることに情熱を注ぐ。近著に『残さず食べてくれた小鉢のおかずたち 千束の簡単レシピ』(文榮出版社)。

 

▪️「まんぷくベジスタッフ」も読みました。

数年前、ぬか床のある暮らしに憧れて、すぐにおいしいぬか漬けが食べられる「ぬか床キット」を購入。しかし、外食に明け暮れていたら、せっかくのぬか床が台無しに……。そんな経験ありませんか?

コロナ禍を機におうち時間が増えた今、あらためて丁寧な暮らしをと、再び我が家にぬか床をお迎えしました。主にきゅうりやだいこん、にんじんを漬けるばかりでしたが、本書を読んで、ぬか漬けのイメージが一変。季節野菜をサラダ感覚で漬けて食べるという楽しみ方を知りました。

アスパラガスや菜の花、タケノコ、パプリカ、ナスなどを盛り合わせた一品が食卓を彩るように。塩気が穏やかなのでサラダ感覚でいただけるうえ、乳酸菌をはじめとした善玉菌、ミネラルやビタミンなどの栄養も豊富でカラダにうれしいことばかり。日本人の知恵が生んだ発酵食品に感謝です。

漬ける時間の目安や、変色してしまった時、水っぽくなった時など数々のお悩みに、著者でぬか床スペシャリストの下田敏子さんが答えてくれているので、この一冊があればもう安心です。(スタッフあじさん)