〜「まんぷくベジ」がオススメする本〜
野菜をおいしく食べたい人へ、シェフや料理研究家、農業などに携わる専門家と出版社が丹精込めて作った新刊書籍をご紹介するシリーズです。
素敵な一冊が、私たちに幸せな食を導いてくれますように……。
著/文 みない きぬこ
出版社 女子栄養大学出版部
ページ数 112ページ
発刊日 2021年8月30日
価格 1,500円+税
▪︎出版社より
野菜を毎日きちんと食べたいから作りおきしたい。でも料理は時間がたつと味がぼけるので減塩料理には向きません。そこで野菜の“まとめ作り”が役立ちます。
簡単な下ごしらえをして、味つけなしか、つけてもうす味にします。これを料理に使うと、時短になるうえに、作りたてなので減塩でもしっかりとした味に感じます。無理なく野菜たっぷりの減塩料理が楽しめます。
塩分制限があっても、なんとか毎食の調理の負担を少しでも軽くしたい、そして減塩でもおいしいおかずをご紹介したいという思いで、丹精こめて作った本です。
▪︎「まんぷくベジ」スタッフも読みました。
じつは、九州出身ということもあり、野菜は大好きだけど濃い味が好みだった「まんぷくベジ」スタッフ。
上京して、東京の料理が少し薄味に感じ、大学時代は普段からタバスコを持ち歩いていたことを思いだしました。
今では体調管理で減塩に気をつけつつも、塩辛いものに手を伸ばしたくなり、「減塩」の壁はすごく高く感じていた時に出会ったのが『野菜がおいしい 減塩おかず』。
まさに今の自分にぴったりの一冊でした。
どういうレシピ本なのだろうと、減塩を頑張れるか不安な気持ちも抱きながらページをめくると、レシピの紹介の前に、
「一週間ほど減塩料理を食べ続けると、味も体も慣れてくるようです。少しずつ減塩して味に慣れていきましょう。無理せず少しずつ減塩するのが成功の秘密です」(『野菜がおいしい 減塩おかず』〜本書について〜 13Pより引用)
という、お言葉添えがありました。
その言葉で、少し気を楽にした状態で本を読み進められたような気がします。
それに、減塩レシピの種類が豊富なのと、減塩が苦にならない工夫とアイデアも紹介してくれているので、これなら頑張れるかも!と思わせてくれました。
最初は掲載されているレシピ通りに作り、その味が美味しく感じられなかったら調味量を増やして作り、味に慣れたら調味量を少しずつ減らす作業を繰り返していこうと思います。
個人的には、まず旬の野菜のかぼちゃで「減塩おかず」を作ってみようかなぁ……。
こうやって、食塩相当量や、献立組み合わせ例も記載されているところも魅力ですよね。
父が高血圧で腎臓を悪くしてしまっているので、宮崎の実家にこちらの本を送りたいと思います。
減塩を考えている方はもちろん、野菜をもっと美味しく頂きたい方にもお勧めしたい一冊です。
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