〜「まんぷくベジ」がオススメする本〜
野菜をおいしく食べたい人へ、シェフや料理研究家、農業などに携わる専門家と出版社が丹精込めて作った新刊書籍をご紹介するシリーズです。
素敵な一冊が、私たちに幸せな食を導いてくれますように……。
著者 植木 もも子
発売日 2021年9月24日
発行 新星出版社
定価 1400円 +税
URL http://www.shin-sei.co.jp/np/isbn/978-4-405-09413-0/
▪️出版社より
薬膳の考えに基づいたサラダを新提案! 風土、季節、体質によって食材を上手に組み合わせて食べるのが薬膳。 いわゆるサラダ(生野菜)は欧米から入ってきた料理で、肉をたくさん食べる際に必要なもの。もともと中国では生野菜を食べる習慣はありませんでした。本書は、現在の日本人にあった薬膳の考えに基づいたサラダと、サラダとともに穀類、果物、ナッツ、肉や魚を盛り合わせた「薬膳サラダごはん」も紹介します。
薬膳サラダは、身近な野菜を使った常備菜のサラダと春夏秋冬に梅雨を加えた、季節のサラダを合わせて62品。免疫力を上げ、若さを取り戻すおいしいレシピ集です。
▪️著者プロフィール/植木 もも子(ウエキ モモコ)
管理栄養士・国際中医師・国際中医薬膳管理師
身体と心を整える薬膳の考えかたとレシピを広めるべく雑誌や書籍、カルチャーセンターなどで発信中。
薬膳と栄養学の両方をとりいれた季節の料理教室も主宰。
近著に『朝10分で作れる薬膳スープジャー弁当』
『秘密の食材・かんたん調味料①赤しそ 免疫力をサラリと上げるおうちごはん Kindle版』など。
▪️「まんぷくベジ」スタッフも読みました!
「薬膳」についてあまり詳しくなかった「まんぷくベジ」スタッフ。
健康志向の方が増え、「発酵」「自然食」「グルテンフリー」などのキーワードをよく目にしますが、実は「薬膳」も密かなブームになってきているようです。
薬膳では、五穀は五臓を養い、五果は五臓の働きを助け、五畜は五臓を補い、五菜は五臓を充実させると言われているそうで、食材と中薬を組み合わせた料理とのこと。
免疫力が注目されている今、ピッタリの料理本でした。
レシピのページには、食材の組み合わせ、薬味や調味料によって期待できる効能や、食材そのものが保持している「気」の働き種類も記載されています。
そして、季節の変化に伴って生じやすい、さまざまなトラブルに対応した薬膳サラダもごたくさん紹介されています。医食同源を意識した食生活に1年中参考になると思いました。
また、p.122〜p.127の「薬膳の言葉と意味するもの」について書かれてある内容もオススメです。
食材一つ一つについての効能や「気」について、イラストや表でわかりやすく記載されています。
こちらのページを読んで、薬膳について少し知識をつけてから、薬膳サラダのレシピ紹介を読んでも良さそうです。