〜「まんぷくベジ」がオススメする本〜
野菜をおいしく食べたい人へ、シェフや料理研究家、農業などに携わる専門家と出版社が丹精込めて作った新刊書籍をご紹介するシリーズです。
素敵な一冊が、私たちに幸せな食を導いてくれますように……。
著/文 佐藤 政人
発行 誠文堂新光社
定価 定価 2,420円(税込)
書店発売日 11月17日
■著者プロフィール
佐藤 政人(サトウ マサヒト)
アメリカのボストン在住の編集者。
アウトドア関連の書籍、雑誌の編集や著者として活躍。
アウトドアクッキング本の調理・編集、『日本の郷土料理』シリーズ(ぎょうせい出版)の編集など料理にも造詣が深い。
著書は『世界のサンドイッチ図鑑』『世界のスープ図鑑』『アメリカン・スタイルBBQ』など。
■出版社より
日本人にもなじみ深いサラダ。
大根サラダや海藻サラダ、ゴボウと人参をマヨネーズで和えたゴボウサラダなど、日本でも固有のサラダが親しまれてきました。
対して、世界ではどうでしょうか?
世界には、日本人の知らないサラダがまだまだたくさん存在します。
本書は、そんな世界各地で食されるさまざまなご当地サラダを、レシピ付きで紹介する図鑑です。
普段よく目にするあの食材を使った驚きのサラダ、思わず舐めてみたくなる初めて見るドレッシング、甘いのか苦いのかわからない不思議な野菜などなど、その地域の風土や伝統を色濃く反映したサラダは、見ているだけでも楽しくなります。
■「まんぷくベジ」スタッフが読みました。
キャベツやトマト、じゃがいものように「いかにもサラダだな」と想像のつくものから、食材に古くなったパン、サボテン、味つけはライムとオレンジのジュースのように「サラダになるの?」と想像のつかないものまで、いろいろなご当地サラダが紹介されています。
作り方も、ただ混ぜるだけでなく、層をつくるように重ねていったり食材を器にしたり……この本では、サラダの見た目の美しさにも惹かれました。
味が「わからない」ものなのに、「美味しそう」と思えるのは、私たちは野菜を「目から(も)食べている」ということなのでしょう。
ソバとフェタチーズのサラダ、パンプキンの漬物サラダ、チーズがメインのサラダなど、この国だとこんなふうに食べるんだ!という驚きがあり、タイトルにある“図鑑”という言葉がしっくり。
参考になるレシピだけでなく、発見もたくさんあって面白いです。
まずは親しみのある日本のサラダからつくってみたいと思います。