2024.11.20
まんぷくベジ座談会 〜12月編〜
【野菜を毎日!まんぷくベジ350プロジェクト】
【野菜を毎日!まんぷくベジ350プロジェクト】
野菜好きが集まる、まんぷくベジ編集部。「最近、お店で〇〇が並びはじめたよね」「今って、どんな野菜に注目してる?」など、野菜談義は尽きません。そこで、野菜ソムリエで管理栄養士でもある小島香住さんを交えて、編集部メンバーがどんなトークをしているのか、毎月ご紹介。
12 月に入って、ぐっと冷え込む日が増えてきました。編集部メンバーも、年末に向けてソワソワしはじめている様子。今回は、クリスマスシーズンやお正月の食卓を彩ってくれる野菜について語ってみました。
<座談会参加者>
小島香住さん 野菜ソムリエプロ&管理栄養士。食品メーカーでの営業・商品企画開発・メニュー開発などの勤務を経て、現在は2歳の男の子の育児をしながら、WEBサイトやInstagramで野菜の情報を発信。セミナー講師としても活動している。「まんぷくベジ」メンバー。 |
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スタッフ3名 あり、くりた、あじさん。「野菜350g」をまんぷくベジも提唱します!でも、実際に何に気をつければいいのかなど、疑問だらけ……。 |
赤・緑・白の野菜でクリスマスらしさを演出
あり
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いよいよ12月。今年もラスト1か月を切ってしまいました。街がすっかりクリスマスらしく華やかになってきて、食卓も彩りが欲しいところ。今年のクリスマスパーティーは、野菜で盛り上げてみるのもいいですね!
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小島さん
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トマトって、旬を迎える夏が一番よく食べられているんですが、次に売り上げが増えるのがクリスマスシーズンなんです。これから寒くなってくると、ブロッコリーやカリフラワーも旬を迎えますね。
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小島さん
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あり
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クリスマスの食卓には、赤・緑・白の野菜は重宝しますよね。ここにきて、ブロッコリーも急に安くなってきたので、最近よく食べています。
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くりた
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ブロッコリーをツリーに見立てるレシピもありますよね。土台をマッシュポテトなどにして、そこにカットしたブロッコリーをかぶせていくと、立体的なクリスマスツリーに。パプリカを星型にくり抜いて飾り付けたりして。
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あり
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ブロッコリーとカリフラワー、ロマネスコなど、似たような野菜がありますね。店頭では、圧倒的にブロッコリーの売り場面積が一番広いのはどうしてですか?
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小島さん
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実は、ブロッコリーとカリフラワーはどちらも明治初期に日本に伝わってきたのですが、先に広まったのはカリフラワーの方なんです。その後に、緑黄色野菜の人気が高まったことで、昭和50年代以降にブロッコリーが急速に広まってきて、今ではすっかり定番野菜になったんです。だから私たちの祖父母世代は、むしろカリフラワーの方が馴染みがあると思います。
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小島さん
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くりた
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ブロッコリーは緑黄色野菜ということもあるし、健康志向の高まりで普及したんですかね。近年、どんどんクセがなくなって、食べやすくなりましたよね!
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あじさん
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ブロッコリーは葉酸がやカロテンも豊富なようですね!野菜ソムリエさんや管理栄養士さんがおすすめする野菜の、No.1かNo.2に、必ずブロッコリーが入っていますよ!
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小島さん
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カリフラワーには、加熱による損失が少ないビタミンCが豊富に含まれているんです。生の状態では、ブロッコリーの方がビタミンCは多いのですが、加熱後はビタミンCの量はどちらも同じぐらいになります。ビタミンCをなるべく残したいなら、蒸すなど調理方法で工夫するといいかもしれません。
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小島さん
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あり
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ロマネスコは、1990年ごろからフランスのブルターニュ地方で栽培されはじめたようですね。日本でもここ数年で、近所のスーパーでも並びはじめましたね。とくにクリスマスシーズンになると必ず見かけます。
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あじさん
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最近は、カリフラワーにもオレンジ色や紫色など、カラフルな品種が増えて楽しいですよね!
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【関連記事】美しくも悪魔のような野菜!?ロマネスコのおいしさを活かす3つのコツ|ようこそ、新顔野菜の部屋へ
おいしい定番からビーツやいぶりがっこでひと味違う、進化系まで。ポテサラはいかが?
あじさん
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最近、お酒のおつまみにポテトサラダ、ハマってます。ちょっとアレンジすれば、クリスマスパーティーにもいいかも。
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くりた
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そういえば、数年前にポテサラ論争がありましたよね。スーパーの惣菜売り場でポテトサラダを買おうとしていた子ども連れの母親に、高齢男性が「母親なら、ポテトサラダぐらい作ったらどうだ」と言い放って。ポテトサラダは一見簡単そうだけど、実は意外と手間がかかることを知らずに、男性が「ぐらい」といったことに批判が集まったとか。
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あり
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定番のポテサラなら、きゅうりを塩もみして、たまねぎを水にさらし、じゃがいもとにんじんを茹でて……。そこそこ手間がかかりますよね。
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あじさん
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大変だけど、でも、比較的初心者でも作りやすいメニューではありますよね。ところでみなさん、じゃがいもはどうやって調理していますか?私は最近、茹でるようになりました。電子レンジだと、たまに火が通っていないことがあって。茹でると、仕上がりのホクホク感が増すような気がしています。
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小島さん
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我が家も茹でることが多いですね。茹でる、ふかす、チンする、どの場合でも、皮付きで調理するのがおすすめです。調理後に熱々のまま皮を剥くと、ツルッと剥けますよ。そうすると、加熱によっておいしさが逃げないのと、皮が薄く剥けるんです。さらに、味付けも素早くやるのがベストです。熱々の状態だと早く味が入り込みます。
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小島さん
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くりた
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私、ポテサラにマヨネーズをたくさん入れたくなくて。何か工夫はできますか?
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小島さん
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じゃがいもがホクホクの状態の時に、少しお酢を加えるんです。芋の中にお酢の味を入れる感じですね。穀物酢だと少しツンとしてしまうので、りんご酢などまろやかめのものを使います。そうすると、マヨネーズが少なく済みますよ。あとは、じゃがいもを茹でるときに、コンソメで茹でるという手もあります。
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小島さん
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あり
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そんな工夫ができるんですね。ヘルシーでいいかも!ところで、今年クリスマスは、進化系ポテサラとかどうですか?たとえば、今が旬のビーツを入れるとか。色がキレイに仕上がりそう。
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あじさん
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我が家はそもそも、定番のポテサラは作らないんです。最近好きなのは、味付けたまごを入れるポテサラ。和風っぽく、おつまみのようになりますよ。あとは、ナッツやいぶりがっこを入れたりもします。
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くりた
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クミンを使って、大人っぽく仕上げるのもいいかも。
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あじさん
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あとは、紫色のシャドークイーンや、黄色いインカのめざめなど、色の入ったじゃがいもで作ってみても面白いかもしれないですね。
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お正月の食卓には、彩りよく縁起のいいお野菜を
くりた
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先月からおせちの予約やお正月のしつらえが目立つようになりましたね。クリスマスと同時に、お正月の用意もはじめなければ!
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あり
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お正月らしい野菜も気になるところですね。ついつい、お野菜不足になりがちな年末年始ですが、まんぷくベジメンバーとしては、お野菜も積極的に摂っていきたいところですね。
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あじさん
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野菜350g生活、お正月もできるだけ実践できるように頑張りたいです。
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これからの1か月は、クリスマスに仕事納め、そして年末年始ととにかく大忙しな日々。そんな時でも、野菜をたっぷり摂って、健康的に乗り切りたいものです。そしてせっかくなら、テーブルを素敵に彩ってくれる野菜を選びたいですよね。ぜひ、クリスマスパーティーやお正月のおせちなどの、野菜選びの参考にしてみてください。
【あわせて読みたい】2022年12月の座談会はこちら
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