季節の大豆ミート料理にも注目!
おいしい上に健康のことも重視するウェルネスキュイジーヌ
心身ともに健康で幸せな状態を意味する「ウェルビーイング(Well-being)」。昨今、健康志向の高まりとともに目にする機会が増えた言葉ですが、それを料理で表現しているのが、東銀座にあるレストラン「ヴァルト ハウス -森の家-」です。
ここではフレンチの料理人と管理栄養士がタッグを組み、見栄えや味はもちろんのこと、栄養面においてもしっかり裏付けされた「ウェルネスキュイジーヌ」が味わえるのです。
管理栄養士でありお客さまのニーズにあわせて料理を提案してくれる「ウェルネスフード・コンシェルジュ」が常駐しているのも特徴。
ダイエット中の人にはカロリーを抑え、糖質・脂質量にも配慮したメニューを、筋肉づくりを目指している人にはたんぱく質がしっかり摂れる肉料理、お酒がつい進んでしまう人にはアルコール代謝に必要なビタミンや肝臓の働きをサポートしてくれる栄養素のある料理などをあらかじめ提案してくれます。
ランチタイムの人気は、季節ごとに異なるテーマを掲げる「Wellness Course」(5品)4,400円。2022年春のテーマは「美味しく糖質OFF」。糖質制限をしている人、特にしていないという人にとっても興味深いテーマではないでしょうか。
メニューブックにある二次元コードから、料理のカロリーや栄養価を知ることもでき、参考になるはず。
この「Wellness Course」ランチの栄養価をみてみると、エネルギーは675Kcal、たんぱく質47.9g、脂質31.9g、炭水化物63.1g、食塩相当量2.1g(デザートは含まない)。
ちなみに、糖質はメロンパンの3分の2で約40g(糖質制限中の摂取目安は70g〜130g/日)。1日のたんぱく質の食事摂取基準推奨量[日本人の食事摂取基準(2020年版)]は成人男性で65g、成人女性で50gなので、これはうれしい摂取量といえますね。もちろん野菜も、旬の野菜を中心に300g以上(1日の野菜摂取目標は350g)という内容量!
どれも味わい深く、目も舌も十分満足させてくれるのに、身体への栄養もここまで考慮されているとはうれしい限り。
ここを訪れれば、普段なにげなく口にしている食事にも意識がいき、ウェルビーイングな暮らしを考えるきっかけになるかもしれませんね。
趣向を凝らした季節の大豆ミート料理
「ヴァルト ハウス -森の家-」では、大豆ミートを使ったベジタリアンメニューも人気。春は「ソイミートのコートレット」が楽しめます。「コートレット」とは、カツレツの語源になったフランス語で、もともとはミンチ状の肉を成形したもののこと。
成形した大豆ミートに細かなパン粉をつけて揚げ焼き、さらにオーブンで火入れしたもので、土台には筍のラタトゥイユ、シャキシャキとした春キャベツを重ねて高さをだし、食感も楽しめるようにした一品。ジャンキーな「ハンバーガーの中身だけ」をイメージしているそうで、発想もユニークです。
肉々しい食感とささみのような肉の繊維質までも感じられるように、大豆ミートはフィレとミンチの2つのタイプを使用。実際にフィレタイプの大豆ミートを見せていただきました。
このフィレを手でちぎり、ミンチタイプの大豆ミート、玉ねぎ、マッシュルームと合わせて専用のプロセッサーに。まるでささみのように肉々しい食感なのは、プロセッサーをこまめにまわして、加減を調整し、何度も何度も試作を重ねてのこと。
豆特有の臭みを抜くために、コリアンダーやクミン、マジョラム、キャラウェイなどのスパイスやハーブを加えているそう。
大豆ミート料理は肉の食感に近づけ、豆の臭みを抜くためにさまざまな工夫をするなど、毎回試行錯誤しながら何度も試作を重ねているといいます。それだけに、渾身の一皿といえるでしょう。
「ソイミートのコートレット」は2022年春のメニュー。6月からはまたあらたな形で大豆ミート料理を楽しめます。
発想も見た目も心躍る大豆ミート料理は、プリフィクススタイルのディナーコース6,600円〜や、アラカルト1,980円でも楽しめます。ランチタイムではプラス1,100円でサラダ、パン、デザート、ドリンクをセットにすることも。
ベジタリアンならずとも人気のある大豆ミート料理。季節ごとに変化のある味わいをぜひ楽しんでみてください!
まんぷくエピソード
ここでの食事体験がライフスタイルを考える良いきっかけに
レストランの世界に管理栄養士が加わった、これまでに見ない新しい運営体制の「ヴァルト ハウス -森の家-」。心身ともに健康で幸福な状態を目指す「ウェルネスキュイジーヌ」は、まさにコロナ禍により健康志向が高まり、生活の質を重視するようになった現代において求められている料理なのかもしれません。
店内で食事をしていると、ウェルネスフード・コンシェルジュと会話をする機会もあります。料理の内容や栄養についてうかがうことができ、逆に、お客さまとの会話から、どんなニーズがあるのかを汲みとり、次回のメニューづくりの参考にもしているそうです。食べ手側の立場になって考えてくれるウェルネスフード・コンシェルジュの存在が身近に感じられ、なんだか頼もしくもなりました。
ここでの食事体験は、ただ料理を楽しむだけでなく、自身の身体のことを考えるいい機会にもなるはず。おいしい上に健康のことも重視するウェルネスキュイジーヌをぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?
REVIEW
ホテルグランバッハ東京銀座内にあるナチュラルダイニング「ヴァルト ハウス -森の家-」。
J.S.バッハの心地よい音楽をBGMに、総料理長 兼 総支配人と、管理栄養士の資格をもつウェルネスフード・コンシェルジュが創り上げる「ウェルネスキュイジーヌ」を満喫できます。
食材は季節と産地にこだわり厳選。洗練されたフレンチのコースはおいしさはもちろんのこと、栄養バランスも重視され、心も身体も元気にしてくれます。
食後のデザートやカフェタイムには、日本を代表するパティシエ鎧塚俊彦氏監修のスイーツや、ロンネフェルト社公認ティーマスターによる紅茶なども楽しめます。
Features
Meal features
- ロカボメニュー(一部限定メニュー)
- 減塩メニュー(一部限定メニュー)
Vegetarian
- ベジタリアンメニューあり
How to order
- テーブル注文・テーブル受け取り
Service
- Credit card : あり
- Multilingual : 英語
Photos
ソイミートのコートレット 1,980円
だしや調味料も含め動物性食材を使用しない、気軽に楽しめるベジタリアンメニュー。季節ごとに替わるソイミート料理にも注目です。
季節のウェルネスランチコース 全5品4,400円
季節ごとにテーマが替わるランチコース。アミューズ、前菜、メイン(肉or魚)、パスタ、デザートの全5品。
デザートは日本を代表するパティシエ鎧塚俊彦氏が監修。
春のウェルネスランチコースより前菜「春の訪れ」。
季節ごとに旬の野菜をたっぷり使用したサラダは同店のシグネチャー。季節ごとに内容は替わります。
東銀座駅より徒歩1分。ホテルグランバッハ東京銀座の1階に位置。
ドイツのテューリンゲンの森をイメージした落ち着いた雰囲気のダイニングルーム。J.S.バッハの心地よい音楽をBGMに食事を楽しめます。
お店の紹介Information
ヴァルト ハウス -森の家-
住所 | 東京都中央区銀座5-13-12 ホテルグランバッハ東京銀座1F |
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電話番号 | 03-5550-2227 |
営業時間 | Hours :
Breakfast* 7:00-10:30 (L.O.10:00) Lunch 11:30-15:00 (L.O.14:30) Tea time 15:00-17:30 (L.O.17:00) Dinner 18:00-22:00 (コースL.O. 20:30/アラカルトL.O.21:00/ドリンクL.O.21:30) *事前予約制
Closed :
無休
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価格帯 | Dinner / person :
6,600円〜11,000円程度
Lunch / person :
2,000円〜4,000円程度
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Access |
東京メトロ銀座線・丸ノ内線 銀座駅 A3出口より徒歩4分
東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線 東銀座駅 4番出口より徒歩1分 |
多言語メニュー | 英語 |
URL | https://www.grandbach.co.jp/ginza/ |