2022年3月発刊『体・健康・食べ方を科学する!新 栄養の教科書』

2022.06.22

〜「まんぷくベジ」がオススメする本〜

野菜をおいしく食べたい人へ、シェフや料理研究家、農業に携わる専門家と出版社

が丹精込めて作った新刊書籍をご紹介するシリーズです。

素敵な1冊が、私たちを幸せな色に導いてくれますように……。

 栄養の教科書-表紙

著/文 大久保研之/深津 章子 

定価 1500円+税込

発行 新星出版社

発行日 2022年3月23日

 

▪︎著者プロフィール

・大久保 研之  (オオクボ ケンシ)  

大久保 研之 聖徳大学人間栄養学部教授、医学博士。九州大学医学部卒業後、小児科医(代謝内分泌)、生化学、臨床検査を経て現職。先天代謝異常症、赤血球膜タンパク質、代謝調節を中心に研究・教育に携わってきた。著書に『赤血球』(共著、医学書院)がある。

・深津 章子  (フカツ アキコ)  

深津 章子 聖徳大学人間栄養学部講師。博士(栄養学)、管理栄養士。徳島大学医学部栄養学科卒業後、小児専門病院での勤務を経て現職。研究テーマは糖尿病の食事療法と小児臨床栄養、効果的な栄養指導プログラムの開発。編集に『小児臨床栄養マニュアル(文光堂)』がある。

 

▪︎出版社より

栄養と健康の基礎をわかりやすく解説するとともに、栄養素の種類と働きや、おいしく、賢く食べるための知識をわかりやすく紹介する。「日本人の摂取基準(2020年版)」「日本食品標準成分表(八訂)」に対応。
 

目次

第1章 体と健康の基本
第2章 栄養素・栄養成分事典
第3章 食事と食べ方のポイント
付録  食材事典

 

▪︎まんぷくベジスタッフも読みました

最近、野菜をたっぷり取り入れた献立を意識して食事づくりをしていますが、「はて?これは栄養バランス的にどうなのか……」と手が止まってしまうことがあります。野菜たっぷりであればヘルシーなのか?ちゃんとたんぱく質は足りているのか?これ以上要らないと思っていたけれど脂質も必要なのかしら?と疑問と不安がふつふつと湧いてきました。そんな時手にしたのがこの「新 栄養の教科書」。食べ物と体の関係を知れば知るほど、ヘルシーとは多種類の食品をいろいろ取り合わせてバランスよく食べることなのだと改めて理解することができました。
 

「ヘルシーだから」「好きだから」と一つの食材にハマる偏食傾向の私も、これは見直さなければならない点。よい食べ物だからといってむやみに摂り過るのは注意だし、ほかの食品を摂らないのもNG。溢れる情報化社会のなかでいろんなことを知っているつもりでしたが、実は情報に左右されているだけで、ちゃんと自分のなかにヘルシーの本質を落とし込めていなかったことに気づくきっかけにもなりました。
 

本書は読みやすく、分かりやすく、実践しやすいので、一家に一冊あるととても便利。栄養素ごとに深掘りや食べワザ、よい食べ方を身につけるコツなども満載です。自分と家族の健康的な体をつくるためにも、台所に立つ人にはぜひ手に取っていただきたい一冊です。(あじさん)