色鮮やかな食材を使った小鉢料理が9つ。仕切りのある木箱に詰められ、まるでハレの日のご馳走のように華やかです。
これは赤坂にあるホテル フレイザースイート赤坂東京の1階に位置するモダンジャパニーズレストラン『MOSS CROSS TOKYO』のヴィーガンランチコース「Vegan〜彩〜」4,500円より、ある日の前菜。メニュー名は「SHOKADO-9 シェフが恋した9つの食材」とあり、提供される前から心がときめきます。
ちなみに、この日使われた食材は上段左から順番に、京都地豆腐の醗酵ラヴィゴットソース/佐渡島産黒きくらげときのこ ナツメ風味/自社農園『CROSS FARM』産ニンジンのラペ ホウヅキ/佐渡島産柿の白和え グリーンマスタード/ビーツと木苺のマリネ/紫大根と柚子 ハーブ手毬寿司/インカのめざめとトリュフのクロケット 自家製ウスターソース/『驚異的マッシュルーム』ハーブ手毬寿司/ワンダーファームトマト 梅のマリネ。
懐石料理をルーツにもつ松花堂弁当のイメージをふくらませたこの前菜は、その名の通り、シェフが恋した食材とその魅力がいかんなく発揮された渾身の逸品。コース(5品)の序盤に登場するやいなや、食べ手の心を一気にさらっていくのです。
食材に恋するシェフとは、一体どういう人なのか気になりませんか? そして、その食材の魅力にも迫ります。